まず、この場を借りて今回高校サッカー選手権神奈川県予選を開催するにあたり、関係各所の方々の様々なご尽力により、我々が現場で安心して試合に臨めたことに深く感謝申し上げます。
横浜市立金沢高校サッカー部
神奈川県一次予選一回戦vs関東学院高校 35分ハーフ※延長なし/PK戦
2-0(1-0)
□準備
チームとしての攻守における戦い方をギリギリまで模索しながらどうにか前週の練習試合である程度の方向性を見出し当日を迎えました。
これは、様々な状況下で活動を続けて来て、メンバー構成や強化の進捗などを踏まえ監督、選手達が必死にトライ&エラーを繰り返してきた経緯があります。
そんな中、特にこの1ヵ月ほどの私の関りはGKコーチとして、GKの強化と守備面におけるいくつかのグループ戦戦術のタスクの共有や練習でのオーガナイズも同時に行いました。
□試合開始
迎えた初戦。
プラン通りの前半の戦い方ではありましたが、要所要所のプレー精度に欠けて決定機を逸してしまったり、決め切れなかったり、相手の状況に合わせて変える状況判断とコミュニケーションにはまだまだ改善の余地がありました。
ここは、次の試合においても心技体のコンディションを上げていきたいところです。
GKコーチとしての主な関りは、試合前のウォーミングアップと試合中のコーチングでしたが、今回は試合会場の特徴(ピッチコンディション)試合前日の雨の影響やコートの大きさなどの情報を整理して、GK達と共有。
試合中はDFリーダーとも今後の展開などの情報や注意点を共有したり、場合によっては直接プレーに関するコーチングを行っていました。
これは私自身のプレーヤーとしても大事にしている「リスクヘッジ」「戦況にあった声掛け」の点で、コーチングを行うことで、選手自身にも気づきを与えて、”中で修正できる”マインドを促しました。


□GKの戦術的関り
試合内容としては、ある程度自分たちのチャンスやポゼッションを高めて、試合を試合する形で時間が流れていましたが、こうした試合展開で得点がなかなか得られない中で、尚且つGKの関わるプレー、ボールに触れる機会が少ない時のGKは非常に難しいです。
こうした展開の中でGKが自ら「声がけなど」で試合に関わることで集中力を保ったり、DFや他のフィールドプレーヤーにプレーをさせる事を促し、自分の役割を明確にすることで、試合に関わることが大事です。
否応なしにボールに関わるプレーが増える時が来るので、その時に向けた準備をしっかりと行いと思います。

□今後
トーナメントは勢いが大事というが、それもそうだし、それと「勝って課題を克服する」ことが出来る事が何よりも大事です。
それは、勝った者にだけ出来る事ですから。
そして、GKとして更なるクオリティを求めなければいけないです。
特に体が硬くなりやすい中で平素なプレーのクオリティを高めることで、「不安を無くし、プレーに集中する」ことに繋がります。
準備に抜かりなく、自分の出来る事を認識して、最大限発揮する。
その潔さがまた次に一皮むけた自分自身を試合を通して生み出す。
その姿を楽しみに私にできる最大限のサポートを行い、彼らの「未来像」を見てみたいと思います!
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