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いま、サッカーとの関わりを考える回

執筆者の写真: tikedacoachtikedacoach

政府の非常事態宣言後、もしくはそれ以前からチーム活動を自粛されているチーム関係者、そしてそういった”場所”を失ってしまい、不安や不満に苛まれる子どもやその親が非常に多くなっています。

しかし、このような状況をコントロールできないのも事実で、多くの方々は何とか工夫をしてこの状況を乗り越えようと必死に考え行動していることでしょう。 私自身もフリーランスコーチとして様々な活動の場をご提供頂いている身として、現在指導者としても価値を最大限発揮する場を失っている状態です。

もちろん、そうした中で選手向けの動画作成・配信・共有や新たなメニュー作りなど今といずれ訪れるであろう通常の活動に向けた準備を行っている状況です。

指導者としてのマインドセット

今回のテーマは、~今とこれから~を考えた時に、今どんな思考を持つべきかを、再認識(リマインド)することが大事になると思い、書き綴っています。


言わずもがですが、指導者としての役割は『サッカーにおける強化』です。

では、それは“サッカーをやる”事でしか「強化・向上」出来ないのでしょうか?

…決してそう訳ではないです。

私はサッカーが上手くなる為には、

『サッカーはサッカーをする事で上手くなる』

『サッカーはサッカーをするだけでは上手くならない』

という似て非なる言葉/考え方を育成・強化には 重要と捉えて用いています。

※ちなみにGKに置き換えても同じ事が言えます

では、こうした状況ではどのような現象が起きているでしょうか。。

まずチーム活動が自粛となった時の『強化策』が“サッカーのみ”でどうにかしようと考えているように見えるのがひとつあります。

予め断っておきますが、トレーニング動画の共有やチャレンジ企画を否定しているわけではないです

ただ、これらの情報はチーム活動、対外試合が出来ない状況では、相当影響力の低いものであることは、わかると思います。自主練でありながら、その効果を発揮する場がないのです。やはり、これには『サッカーはサッカーをする事で上手くなる』という考え方を持たなければなりません。


思考形成のチャンス

そして、今回最も重要なファクターとなるのが、『サッカーはサッカーをするだけでは上手くならない』 という考え方です。

現在、日本で問題視されている低学年代からの競技の専門化。

おそらく多くの子ども、特に小学生は運動といえばサッカーのみ(もしくはその他の競技ひとつのみ)に偏っていることでしょう。

そして、こうした長期的な”休み”に対して、サッカーだけで乗り切ろうと考え自主練習などを行っていることでしょう。

しかし、それもどこかでマンネリ化や例えばチャレンジ動画のチャレンジの限界など壁にぶつかっていたりもするでしょう。何よりサッカーより魅力的なことはたくさんあるでしょう。ましてや一番の楽しみである試合がなければそうなっても不思議でもありません。

これは指導者・親といった身近な大人の存在が重要ですが、こうした状況下で「サッカー以外」に熱中するものを経験したり、体験する機会を作ってほしいですし、子ども達にはそうしたサッカー(もしくはそれ以外の競技も含め)から距離を取ることに前向きになってほしいな、と思います。

読書でも良いし、自分が住む地域のことを知るために調べたり、これだけ世界が同じ敵を相手に四苦八苦するのを目の当たりにして、世の中・世界というスケールで色々な考え方を持ったり、調べたりするのは非常に有意義な時間になると思いますし、それこそが『サッカーはサッカーをするだけでは上手くならない』ということに気付いてほしいです。

絶対にこうした思考の幅を増やすチャンスはまたとないですし、結果的にサッカーに生きるんです。


さぁあなたなら何にチャレンジしますか!?



 
 
 

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