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GKクリニック レポート

執筆者の写真: tikedacoachtikedacoach

フィールドプレイヤーにもGKトレーニングをー

今回、私が15年前にブラジル留学をした際に準備や現地でのサポートをしてくださった方が代表を勤める、【PNフットサルエリア http://pnfutsalarea.com/ 】にてサッカースクールに通う生徒(幼児から小学生)を対象にGKトレーニングを行いました。

といってもバタバタ地面にダイブするような内容ではなく、キーパーは身体操作に優れ、ボールを蹴ることも含めてテクニックに優れていなければならない点において、トレーニングを通して気付いてもらえるような内容を行いました。

フィールドプレーヤーも実践できるテクニックをー

【共通テーマ"ダイビング"】

今回、各カテゴリーにおいて1つの共通テーマと、それぞれに課したテーマを1つずつ設けてメニューを組みました。

共通のテーマは体の使い方としての、ダイブ(=転ぶ)動作について、私自身指導現場で良く転倒時に起きる腕などの骨折が気になっておりました。そうした中でゴールキーパーはしっかりとダイブの基礎をボールをセーブする事と併せて習得していきます。

その為、今回はボール抱えてのダイブすることと、転がるボールにダイブ(補球)することを行いました。

フィールドプレーヤーも実践できるテクニックをー 【テクニカルテーマ"パントキック"】

幼児クラスでは障害物のあるコースを体を上手く使ってクリアするという課題で【身体操作】へアプローチしました。 U8クラスでは、キーパーにおいて1対1の対応で大事なことは、低く構えた姿勢を保ち、尚且つボールへ反応することです。 そこに関して、サイドステップを繰り返し行うボールを使ったトレーニングとシュートへの対応を連続して行いました。 連続して行うことで、ボールに合わせて動くことと、足元へのシュートへの反応が良かったです。 U10クラスとU12クラスでは、パントキックをピックアップ。 ゴールキーパーが手で持ったボールを蹴るという動作になります。大きく分けて3種類あります。 まっすぐ大きく蹴る「ボレーキック」 バウンドの上がり際を繰り上げる「ハーフボレーキック」 体、大腿部を横にして蹴る「サイドボレーキック」 今回は、U10は「ハーフボレーキック」を、U12は「サイドボレーキック」を行いました。 目標を設定し、更にゲームの中で繰り出す無意識レベルのテクニックー 最終目標はハーフラインから直接ゴールに入れる、もしくはバーに当てる。 この目標に向けて、まずはエクササイズやストレッチ、ボールフィーリングを通して動作を行いやすい体を準備しました。 そして、準備が出来たらボールを使ったトレーニングへ移ります。

【ハーフボレーキック】 まず、5m程度の距離を2人で蹴り合います。 当て方、強さの調整、方向の調整を意識的に行います。 距離を伸ばしていきいざゴールを目指して蹴る最終段階へ。 最後は蹴ったら次はゴールキーパーに入るという流れでお互いにゴールを目指してトレーニングしました! 【サイドボレーキック】 ここでは、まず股関節の可動域を広げる為のストレッチや横方向に脚を上げて振る(蹴る)動作に移せるようにハードルを越したり、横向きでボールをミートさせたりするトレーニングを行い、最終的にゴールを目指してトレーニングしました。

ハーフボレーもサイドボレーキックもどちらのカテゴリーも最後のゲームではキーパーはゴールキックも含めてすべてパントキックでパスを出すルールで行いました。 この時に大事なことは試合では距離や方向における認知と判断上と調整が必要になります。 それがトレーニングを通して得た強弱の出力調整や方向の調整などとして、プレーとして実践されました。 良い効果測定にもなりました。

フリーランスのGKコーチ/サッカーコーチとして、個人やチームからのオファーを受けてトレーニングやクリニック開催を承ります。 FreeFootballCoach 「GKこそ最強のアスリートである」をコンセプトにGKトレーニングを通して、育成年代の技術と身体能力向上をサポートします! 


 
 
 

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