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トレセンGKの現状

執筆者の写真: tikedacoachtikedacoach

明確なビジョンを持ったトレーニングマッチが質をもたらす

今回、私は日頃から中学生GKと関わりのある、茅ヶ崎選抜のトレーニングマッチを観戦してきました。

対戦相手は湘南工科大付属高校(恐らく1年生)でした。

相手のスタイルは明白でGKを含めて3バックで広くポジションを取り、パスを回して攻撃を仕掛ける。

こうした相手、ましてや高校生なので、失点も多く30分集中してやり切るのが精一杯な雰囲気でした。更に毎回メンバーを入れ換えながらでした。

ここにチームとしての目的は何だったのか、またオフェンスとディフェンスのそれぞれ選手達によるグループ内ではどんなビジョンが共有されていたのか。観ているだけでは捉えきれなかった部分です。

失点をチーム→グループ(ポジション)→個人へとフォーカスする

そんな中で、GKのプレーや失点の傾向に目を向けると、様々な気付きが得れました。

それを3つ上げます。

1つ目は、「シュートストップ以前の準備不足」

構えや体の向き、相手やボールの状況から次のプレーを予測したり、瞬発的な動き出しがスムーズ克つ正確に実行できるかは、ここに関わってくる。"ボールウォッチャー"や引き出したプレーをやめる判断などが良くないと、結果的に判断ミスとなってしまう。

2つ目は、「シュートやボールに絡んだプレー時の技術(引き出し)の量」

端的に言えば、セービング技術とそこに関わる"スピード"、"パワー"、"柔軟性"等が低く、全身をフルに使い切れていない場面が多々あった。

全主比較的、ゴールキックが蹴れる(飛ぶ)のに対して、セービングやクロスへの対応、ステッピングなどのアクションの質が乏しかった。

3つ目は、「1と2を効果的に発揮出来る環境作りの質」

そして、最後にそうした"技術"が高い低いはあるにせよ、相手がいるスポーツなので、試合中には不得手は無くし、得手のみで戦える環境作り、要は戦術的にそう仕向ける恍惚な思考が必要であり、それが時に指示となったり、ポジショニングとなって体現される。

決して、理由もなく常にペナルティエリアを出てブレイクアウェイを狙うということではいけないですし、DFが追いかけて来てる相手FWとの一対一で切り返せずにコースを限定させてシュートストップ出来る状況を指示しなければならないのだ。

今回、こうして色んな思いを抱きながら見る事が出来ました。日頃のその地域の育成年代と関わっている以上、それを自分の立ち位置でどんな方法で還元していき少しでも成長をサポート出来たら良いか考えてアクションしないといけないです。 


 
 
 

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