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「1対1はGKにとってはピンチなのかチャンスなのか!?」GK Training Report【シュートストップ】

tomoya ikeda

毎週定期的に行っている”横須賀ライオンズSC””でのGKトレーニング。

ここでは年間でのテクニカルトレーニングのサイクルを月単位で大枠のテーマを設けて、毎週のトレーニングに落とし込んでいます。

今回、「テーマ」に掲げたのは【シュートストップ】の中でも至近距離、1対1でのポジショニングと”駆け引きの為”の技術についてです。

ワールドカップなどのデータ分析の観点でもそうですが、ペナルティエリア内での得点が最も確率が高い事は周知の事実です。

ただその一方で、優れたGKの指針となる「ペナルティエリア内」でのシュートストップ率はより高い数値が出ています。

私のトレーニングの最大の目的は「マインド」の変化・進化です。

要は技術的な向上はもとより、気付きが非常に大事で、それはいわゆるペナルティエリア内でのピンチ、1対1の劣勢な局面をも捉え方ひとつで、ストップするチャンスはあるという事です。

でもそれは単に1対1でアグレッシブに、野暮な飛び出しをする事ではありません。

相手やボールの状況、選手の配置などあらゆる”情報”を基に、自分の経験や予測を絡めて、最終的に判断し技術を発揮する事です。

それらを感覚レベルまでに落とし込めるか、が鍛錬であり、日々の積み重ねになります。

では、今回の「1対1の局面」についての考え方について、少しお話します。

まずはボールフォルダーと次に受ける可能性のある選手、この場合はシューター(FW)をしっかり捉えているか?

そして、出されたパスがどんな意図なのかを瞬時に読み取り、相手が次にやる事、味方DFがどんな対応をするか、味方にどんな対応をさせるか。を状況判断する。

その後、ボールの状況に応じて、自ら相手に間合いを詰めるのか?ステイするのか?を判断し、シュートの場合には構えた際に重心が後ろに乗らないように、姿勢を保ち反応する。

この中でも特に「ボールの状況に応じた瞬間的な対応と反応」をピックアップしますと…

特に多いのはシューターのトラップないしドリブルは基本的にGKから遠ざかるように斜め方向に行きます。

※逆にこの時にトラップが自分に向かって来たら素早くフロントダイブや間合いを詰める動作に切り替える必要があります

その斜めに動きに対して並走するに足を運ぶと後ろ脚は倒れます、シューターはそのタイミングを狙ってコースに打ちます。また、そのコースの開け方は色々とあり、シュートフェイントやドリブルフェイントなどです。

私はこの点について、改善を行います。

もちろん、スピーディー且つ仮にドリブル突破の際に足を運んで付いていくには必要な事ですが、その使い分けをしないと股下も空きます。

なので、いかにこのステップのタイミングとより細かいプレジャンプでの間合いの詰め方を実践できるようにしたいと考えます。

より細かいプレジャンプは、正対を維持しながら距離詰めれるし、重心が後ろに行く事を防げます。

また引く姿勢で移動や動作、下から上への動き(パワー)に不安があったり、身長が低い選手にはおススメです。

また詳細をお話しますが、そうして技術の使い分けを情報を基に出来るかは、感覚レベルに落とし込む過程ではロジカルな部分としては必要かと思います。


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