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小学6年生のGKに必要なチカラ

tomoya ikeda

私は今回、約半年の期間を掛けて準備を進めて来たトレセンの大会に向けてGKコーチとして関わらせて頂きました。

そして2週間に渡り、各地域の選抜チームが神奈川県No.1を決定する大会。

そんな中で多くの選手を見る事が出来ましたが、テクニカルなプレーや小学生とは思えないパワフルなプレーやボールを持つと何かやってくれるんじゃないかと期待を持たせるような選手など様々な選手が自分の武器を最大限発揮していました。

その中でGKのプレーに注目し、様々な気付きを得ました。

技術としての「戦術・戦略」という観点―

まずは簡単にGK Actionについて解説すると、「ボールをキャッチする」「シュートをセーブする」「ボールを止める、蹴る、繋ぐ/投げる」といったボールと直接関係するプレー。

GKのプレーを見る時にはこのアクションにおける「反応速度」、「アクションスピード」、「精度」、「パワー」といった項目で分析しますが、

こうしたアクションの発動条件は”リアクション”なんですが、いかに先行的な”アクション”を取れているかは、大事です。

シューターのテクニック、精度に対して、160㎝近いGKにとって小学生用のゴール(500×215)を守ることはそこまで難しいことではないと思います。

じゃあなぜ失点するのか?

至距離からのシュートもクロスからのシュートもハイボールの処理もすべて”リアクション”で対応すると積極的なアプローチにならない傾向にあります。

GK Actionをリアクションからアクション…「後手から先手」に出来るか。そこで非常に大事ポイントがあります。それは「戦術・戦略」の観点です。

GKはいわゆる「全体を見渡せるポジション」です。

いかにその目や耳、もしくは記憶(経験)において相手のアクションに対する予測を立てれるか…これは一つの能力であり、武器(「守る」という」意味では盾)になります。

そして、それらを言語(直接伝える)、非言語(ポジショニングやプレスの掛け方にメッセージを込めるなど)のコミュニケーションを通して味方に伝える事が出来るか、その発信する情報の質と速度でその後の展開は変わってきます。

すぐに意識できるテクニックとは―

方法の一つとして「ボールから目を切ること」です。

これは一瞬、ボールと相手の状態次第で目を離しても良いタイミングを見極めないといけませんが、情報を得る方法の一つに「見る」という事です。

身体のコントロール―

やはりいかに体のコントロールを出来るか。それはコーディネーションや空間認知能力、パワーの出力調整と伝え方のトレーニングは行う必要があります。

特にステップの変化やジャンプの種類は増えていきますから、ある程度アプローチをしていかないといけません。


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