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GKの本質的な役割について

tomoya ikeda

現代のGKの役割はひと昔前に比べたら、圧倒的に増えている。

ボールを足で扱う技術やDFラインを裏のスペースを積極的に守る。もはやペナルティエリアに留まらない守備範囲と役割になってきている。

ただ、そのどれもが本質的に何を目的として、そのプレーをするのかはしっかりと考えないといけません。流行り廃りではなく、サッカーの原理原則を踏まえた上でチームや個人にとって「プレーの選択」をしないといけない。

今回GKの”目的”をまとめました

GKの最大の目的は「ゴールを守る事」

でもそれは、ゴールにへばりつく事でも無謀にゴールを空けてボールにアプローチする事でもなく、必要な時に必要な選択と技術を発揮するのです。

その選択の根源にはサッカーの原理原則の中に、戦術と戦略があり使い分けて考える必要があります。

シュートを止める技術や味方に指示を出す事、足元でボールを扱う事など、様々な要素が関与してるので、GKにとっていかに試合中にそれらを判断する為の”情報”を持っているかは非常に大事です。

必要な時に必要な選択と技術を発揮する―

必要な時…味方の状態、相手の状態、ボール・ピッチの状況などを踏まえた環境、試合展開

※状態とはフォーメーションなど知りえる情報

必要な選択…今の自分に出来るGKActionの選択

技術…選択した技術の完成度の高さ

これらは試合や練習を通じて、自分で判断して行った事の検証に必要な要素で、これらの「参考」がないと、指導者の主観や味方選手の影響に左右されてしまうので、GKひとりひとりがしっかりと目的意識や、未来を見据えて今の自分に必要な取り組みとして主体的に取り組めるかが大事になります。

GKにとってはボールを止めたりキャッチする事や空間認能力、瞬発的、爆発的な能力の発揮。様々な要素をしっかりと捉えながらアプローチする事で育成年代からでもGKに対するアプローチは積極的に行う必要性も考えられます。


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