
本質的に捉え課題や修正に対して”フェーズ”と”ステップアップ”かを見極める―
●ディストリビューション
●ブレイクアウェイ
●基本姿勢
●キャッチング
●シュートストップ
●クロスボール/ハイボール対応
●セットプレー
GK Actionを大きく7つに分けて分析する際に相関関係を見たり、(技術)テクニック単体もしくは(判断の伴う)スキル的な問題か、戦術、戦略的な問題があるのか?
トレーニングやコーチングでアプローチする際には、これらの”フェーズ”で捉えて技術的な視点か、戦術・戦略的な部分からか、身体的なアプローチが必要かを見極めます。
GKの指導が特別である前に”人間の体の仕組み”を理解するー
例えば、中学生に対して「パントキック(コントロールキック)」を指導する場合、元々GKを始めた頃(最初は)足をまっすぐ振り上げて蹴って山なりになるボールを蹴って来ていると思います。
それが中学生になるとボレーのような形で蹴るコントロールキックを求められます、尚且つ「膝下で切るようにしてバックスピンを掛ける」とアドバイスされているケースがよくあります。
ですが大半は、ボレーの型にならずなかなかフォームが安定しないと思います。
それは、育成年代は骨格や筋力的に片足でバランスを取る、その状態で足を横に上げて更に膝下の動きをコントロールするというのは非常に難しいのが分かると思います。
そもそも足を真横に上げる動作が確実且つ安定して発揮出来ないといけないですし、そのバランス感覚や膝下の動きなどコーディネーションも必要です。
なので、選手によってその”状況”は違うので、一概に同じ課題を与えても結果は違ってくると思います。もちろん基本的な動作として共通している事はあります。
ハイボールもそうです。
どんなに落下点や通過点、ジャンプのタイミングやフォームを作れてても試合や試合に近い練習でうまくタイミングが合わない場合、実はジャンプの為に膝の屈伸が必要ですがこの角度が局面の練習と試合とで変わってくるとタイミングも合わないです。

”理想”と”現実”をしっかり分けて考えれば本人が納得するー
例を挙げただけでも、選手がいちばん苦労している事は分かります。
なので、いかに極力客観的な視点で選手の”理解”を生み、納得した上で「理想を意識しながら今取り組むべきこと」にトライできるか?は非常に大事な取り組み方の一つだと思います。
一番は指導者が自然と導いてあげて、選手は自覚を持って実践する流れです。
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