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GK Action Improvement ~週末の試合からゴールシーンをアグレッシブな視点で解説~ Kappa対決!

tomoya ikeda

今回はセリエA第11節 ナポリvsサッスオーロの一戦。

個人的に両チームのユニフォームサプライヤーがKappaということで、大好きなメーカーだけあって注目でした。

結果は地力に勝るナポリの勝利となりましたが、相手のミスや隙を見逃さない積極的なプレーや、平均的には決して背の高いチームではないけど、セットプレーからも点が取れたのはすごいですね。

そんな中、ナポリがコーナーキックから勝ち越しゴールを奪ったシーンですが、正直かなりデザインされているナポリの作戦が見事はまったゴールです。これはサッスオーロとしても防ぎ切れなかったですね。では、このコーナーキックの何が大事でナポリはそこを突き、サッスオーロは隙を見せてしまったのか…

セットプレーでの守備として↓↓前回↓↓ ”GKのポジショニング”などについて取り上げましたが。

今回、戦略的な守備としてコーナーキックでのDF配置についてです―

【GK Action】セットプレーでの戦術・戦略的守備思考

・戦術的には、相手の狙いや味方ディフェンスを状況を把握する。人数やミスマッチの有無、ピッチや風などのコンディション

・戦略的には、戦術的要素を踏まえDFを配置、マーキングを指示もしくは把握する。

では、今回ナポリのコーナーキックではデザインプレーを行いました。

まずはキッカーが2人いる事で、インスイングとゴールから遠ざかるボールとで守る側としては、最初に的を絞りづらいですね。

狙いはニアでしたが最初に17ハムシク選手が立ちキッカーの助走からキックの瞬間のタイミングでゴールエリアの角の方に移動します。この瞬間マークのディフェンスが付いていくので、ニアにスペースが出来ます。そこに元々ゴールエリアのラインの方にいた、インシーニエ選手、さらに中央付近にいたメルテンス選手が走り込んでGKがパンチングの先にヘディングでゴールしました。

サッスオーロは恐らくゾーンディフェンスで守っているかと思います。メリットデメリットがありますが、弱点のひとつに待っている状態や一瞬でもマーク(相手)に釣られてスペースを空けて先に相手に入られたりします。

そうすると尚更ですが、ニアポスト側に1人は立たせないといけないです。

この場合もそうですが、釣られずにボールを待つ人を置いておくべきでした。

セットプレーの守備の仕方に関しては、チームの戦術・戦略的な部分が大きいですが、少なくてもメリットデメリットは念頭に置いておかないといけないです。

【参考】

【ハイライト】ナポリ×サッスオーロ「17/18セリエA第11節」


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