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GK Action Improvement~週末の試合からゴールシーンをアグレッシブな視点で解説~

tomoya ikeda

【J.LEAGUE】第26節ー

①サンフレッチェ広島vsセレッソ大阪 ◇サンフレッチェ広島の決勝点ー コーナーキックからのカウンターで、ボールを受けたフェリペ・シウバ選手がDFラインの裏のスペースにパスを出し、ゴールに向かってランニングをしてパスを受けたパトリック選手のキープからの横パスをダイレクトでゴール左隅に流し込んだゴール。

GK Actionー【ブレイクアウェイ】 大前提にGKのタイプによってまずここが大きく分かれるポイントである。

セレッソ大阪のキム・ジンヒョン選手はタイプ的にもDFライン裏のスペースを高いポジショニングや積極的なアクションをするタイプではないのでシュートへの対応(ポジショニング・反応)が自身があればセーブできる事の多いと判断するのは賢明である。

しかし、リスクを取ると今回のような状況は起こりやすい。

GK Action―【状況判断】

”狙い”さえあればあと2~3mポジションを前にしてGKがケアする事、もしくは戦略的に味方(DF)を動かしパスコースを消す事は出来る。

GK Actionシュートストップ

約5mのサイドステップからの対応となったが、この時に恐らく様々な予測をしていると思われる。「ニアサイドへの流し込み」「ドリブルでDFを交わしてからシュート」など…

そんな中で、ファーサイドへのシュート、これはフェリペ選手にしか見えていないコースだ。

GKにとってもこの少しの横移動からシュートを打たれるのがかなり厳しい。

この場合、右側への移動で重心も右に寄ってしまった例だ。

したがって、私が常々思うのはここで”前へ”出るか―という事だ。

ただ、その為にはステップの細かさと速さと何歩詰めるか、もしくはプレジャンプを小刻みにして、膝をや上半身をニュートラルにして、尚且つ、相手側のアングルを予測して、シュートへの反応に活かす事が必要になる。

【公式】ゴール動画:フェリペ シウバ(広島)70分 サンフレッチェ広島vsセレッソ大阪 明治安田生命J1リーグ 第26節 2017/9/1

今回、シュートシチュエーションの中でGKにとってもかなり難易度の高い状況をピックアップしました!

ポイントは2つ。

シュートの前に出来た事があるか―

シュートの瞬間に出来た事はあるか―

戦略的に積極性をもって、DFラインの裏をカバーしたり、ビルドアップにGKが加わる事もチームや選手個人の考え方との兼ね合いでは必要になってくる。

シュートへの対応に関して、横移動からのシュートへの反応の際にいかに、逆方向や素早い反応が出来るか、は身体能力反射神経と共に戦略的積極性として前へ出る、詰めるという意識とそれをいかに行うか


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