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GK Action 分析【GK Mind】~自転車とゴールキーパー~

tomoya ikeda

私は、GKの能力向上は日常生活からの意識付けが大事だと思っています。

では、具体的にはどんな事を日常的にやったり、意識するとGKの能力向上に良いのか?

その答えは…”すべて”です。

要は、意識する事とそれを無意識化する事です。

出来ない事が出来るようになり、”当たり前”が増える。その過程が非常に大事でそれを自覚出来ているかをいつでも検証できるか?その人のセルフマネジメントになります。

今回はその部分について ~自転車とゴールキーパー~ をテーマに掘り下げていきます。

少し理解出来て意識すると、ちょっとした自転車でのお出掛けや日常の当り前の光景も見え方はガラッと変わります!

「自転車を運転する」とはー

▼運転手≫GKの選手本人。<GKとして…>

▼自転車(性能)≫その選手の能力。<技術など>

▼運転には常に”状況判断”が伴う。<考えて実行する>

これらは運転の最悪な事態、事故をいかに防ぎ安全に目的地まで行けるかを考慮する上で大事なフェーズとなります。

その思考は失点をしない為に出来る事のひとつ、”状況判断”の日常的アプローチとなります。

”状況判断”が曖昧だったり、なんとなくだと自らの責任の範囲内での事故のリスクは格段に上がってしまいます。

では、自転車に乗って目的地に行くまでの過程を運転手・自転車・状況判断という3つのフェーズで検証していきます。

まず、運転手であるあなた自身のコンディション(体調や、体の状態)に問題はないだろうか?

抜群のコンディションでないと、運転技術の欠如状況判断が欠落する可能性があります。

次に、自転車には問題はないだろうか?チェーンが緩い、ブレーキが効きづらい、ハンドルが曲がっている。これは事故の一因になります。常に100%の精度のアクションを求められるGKにとっては非常に大事なポイントです!

そして、それらに問題がなければ自転車に乗り、走り出します。

道には様々な事故のリスクがあります。自転車や車などの飛び出し、障害物、危険予測。

そんな道を走る中、あなたは何を見て、どんな”情報”を得ていますか?

五感…視覚、聴覚、時には嗅覚も駆使して情報を得て、状況判断に活かしていますか?

前方、後方に歩行者や車はいるのか?

信号は何色か?

交差する道には一時停止の指示があるのか。

ミラーはどこにあるのか。そこには何か写っているか。

情報が少ない時には、予測と警戒をして減速や停止をしているか。

見えない時に音を聞いたりしているか。そんな時、イヤホンはしていないか?

最初は乗る事の出来なかった自転車を補助や練習を経て、乗りこなせるようになり、やがて慣れてくる。当たり前に出来る事が増えている。その一方なんとなくになってきてしまう。

それを改善するには、ただ「考えろ!」という話ではなく、根本的に思考を変えたり、意識する事で見慣れた風景や行動の中にも得ないといけない情報はたくさんあるし、出来ていない自分に気付く。

これが大人になるとどうなるか?

俗に「サッカーの上手い人は、車の運転がうまい」と言われる所以だと思う。

これを読んだお父さん、お母さん、コーチの方ははすぐにバイクや車の運転に照らし合わせてほしい。車はもっと速いし、情報量が目まぐるしく変化する。リスクとレベルが格段に違う。

育成年代に関してはこういった日常生活にも「成長の糧」はある事に気付いてほしいと思う。

練習時間に練習するのだ。

こんなところにも【GK Mind】を養う機会はあるのです。

私が、トレーニング以外の時間も大切にしてほしいのにはこういった日常生活の所々にヒントが隠れているという事です!

ぜひ、この他にも様々な事に気付き行動してほしいと思います。


 
 
 

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