”Free FootBall Coach GK Clinic”
内容について―
まず、参加者の現状を知るところから、得意・不得意なプレーや普段どういった練習や意識で取り組んでいるか。。またその日は午前中に試合があったという事で、その辺りを考慮したメニューでさらに持ち帰って日々取り組めるような物にしました。
テーマは「基本的な動作のチェックとアドバイス」
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アップ~テクニカルトレーニング~エクスペリエンストレーニングに落とし込んで、気付いて意識する事と出来る事は持ち帰ってもらうような形で行いました。
まず、サイドステップやジャンプをしようとすると、どうしても人の体の構造上、移動や動作をする際に一度屈伸を要する(溜めないと出来ない)、日常的な動作の中でごく普通であるのでこの一瞬の”時間”と”距離”がGKにとって失点のリスクとなります。
特に成長過程の子ども達にとっては高さと距離をいかに稼げるかはダイブしてセーブする以上に初めに理解して取り組まないといけません。
【ケン・ケン・パー】(前向きと後ろ向きで行う)
リズム、タイミング、フィジカルなどコーディネーションをチェックして、それを後ろ向きでも行う事で、いかに頭でイメージした事を体で表現できるかが大事だと気付いてもらいました。
【スケータージャンプ】
どうしても斜め前への移動を意識すると、あまり意味がなくジャンプは垂直に力を働かせて重心移動で自分の行きたい方向へ体を移動させるという原則に理解してもらう事で、ハイボールへの対応にも応用できる
【基礎練習 キャッチング】
キャッチングの基本的な手の形から逆算して手の形、腕の角度、手首の角度を自然にキープできるように意識する。
それと同時、どうしてもボールだけに注目してしまうと基本的には地面(近く)にあるので視線と上半身が前掲しやすい、またまだ意識したり、悪い癖の場合腰高で背中が丸まるとこれも次の動作へのタイムラグになってしまう。
この点を注意してもらいながら、基本的なキャッチングやサイドステップを混ぜたメニューを行いました。
【基礎練習 セービング】
キャッチングの時と同様に姿勢や視線などを意識してもらいながら、セービング(今回は単純に自分の横へのゴロと浮き球のボールに対するアプローチ)で大事にしてもらったのは構えからいかに早く、大きく、勢いを持ってボールにチャレンジできるか。この時にスケータージャンプを思い出してもらいながら、いかに距離と時間を稼げるかを理解してもらいながら行いました。
【実践的練習 シューティング】
ポジショニングの確認と姿勢・構え・ステップ・セービングorキャッチングを2タッチシュートで確認。
また、1対1のシチュエーションで最初のポジショニング・状況に応じたポジション変更・駆け引きの部分について、少しアドバイスを行いました。
【基礎練習 ハイボール】
ハイボールについて、親しみの”スキップ”の動作の応用と、ジャンプの原則を織り交ぜながら、ボールの落下点の入り方やキャッチング時のベストな状態をそれぞれに感じてもらいました。
今回、暑さや疲労度などコンディション状態や短い時間の中で、細部に触れずにテーマを大きくして実施しました。今後、定期開催に向けて、テーマや日々のトレーニングや意識付けのできる内容を提供したいと思います。
常に伝えている事…
「試合では100%の確実なアクションを出す事がベスト。
その為にその”当たり前”の数、引き出しを日々の練習や実践ではトライして増やしていかないといけません。
そうなれば、試合では自信を持ってそのプレーだけをやり続ける、クオリティーを求めてほしいのです。
どうやったって160センチあるかないかの選手が”高さ2m幅7m”の枠を守るには不利過ぎる。ならその可能性をいかに20%30%に下げれるか。その為には自分に出来る事と出来ない事は試合前に理解しておかないといけない。」
メッセージとともにビジョンをしっかり体現できるように今後も頑張りますので、Free Football Coachを宜しくお願いします!

